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歯科用CTレントゲン
CTは、撮影した箇所を3次元に変換して、360度どこからでも見ることができます。
また、通常のレントゲンでは白く写ってしまって見ることができない、骨に囲まれた部分の内部もわかります。骨の形や血管・神経の位置を知ることができ、正確に顎骨の中の状態を把握できます。
特に、インプラント治療において、CTによる診査は有効です。顎の骨の状態や神経、血管などの位置や状態を事前に把握できるため、より安全で精度の高い治療を提供することができます。
顎の骨の状態がわかります
CTは、骨の厚みも確認することができます。どの部分の骨がどのような形になっているのか、骨が薄い場所はないか、骨の中にウミが溜まってしまっていることはないかなど、簡単に知ることができます。
インプラントをいれる場合に、骨の薄い場所があっても、立体的に表示される画像で、埋入位置や角度を事前に検討できるので、最適な場所に埋入できます。
下歯槽管やオトガイ孔の位置を正確に把握
下顎の臼歯部の下を走行する下歯槽管には太い神経や動脈が存在しています。
また、小臼歯の歯の下、顎のあたりにあるオトガイ孔は、唇や歯肉の間隔をつかさどる神経の束が出ている骨の穴です。
うっかり触ってしまうと、神経の麻痺や大きな出血が起こる可能性があるので、位置の把握はとても重要です。
歯周病の状態や、埋伏歯の位置がわかる
歯周病や歯の根っこの病気によってどの程度歯槽骨(歯を支えている骨)が溶けてしまっているのかがわかります。
また、親知らずなどの埋伏歯の位置がわかりますし、どのような角度でどの深さに歯が埋まっているのかわかるため、安全に治療をすすめることができます。
身体にやさしいCT
当院で導入している歯科用CTは、他科で使われている装置と比べて被曝量が約8分の1から50分の1程度で、医学的にも身体に害の無いレベルです。
装置もコンパクトなので、撮影時に圧迫感がありません。
撮影時間も十数秒と短時間で、撮影後は長時間お待ちいただくことなく、すぐに鮮明な画像をモニターで確認できます。
通常レントゲンとCTを併用することで、精度の高い診断が可能に。保険適用の場合もあります。
ただし、CTによる診査も万能ではありません。むし歯の状態を確認するには、通常のレントゲン写真のほうが向いています。必要に応じて、通常のパノラマレントゲン(=お口全体を撮るもの)と、CTを組み合わせて診断することで、精度の高い治療を行なうことができます。
※顎関節症や腫瘍や嚢胞、埋伏歯など、一部の疾患は保険適用で診査が可能ですので、様々な症状に応じてご相談ください。