親知らずは抜かないといけないの!? ~「親知らず」で疑問を感じている方々へ (後半)
こんにちは。
オカダ歯科クリニック院長の岡田です。
皆さまからよくご質問のある「親知らず」(智歯)に関してのお話の続きをさせていただきます。
では、どんな場合に親知らずは抜かない方が良いのでしょか?
1番目はまっすぐ正常に生えている場合です。当然ですよね。
あなたの歯が、しっかりまっすぐ生えている場合は、名前が「親知らず」という理由で抜く必要は全くないです。
では、あなたの親知らずが斜めに生えていて、向かいの歯と噛んでいない場合はどうでしょう?
「親知らずの歯並び矯正治療」→埋伏智歯 のアップライト(直立)で解決できます!!
生えてこない親知らずは、智歯(親知らず)の周囲炎を発症することがあります。
また、生える場所がない場合は抜歯適応となりますし、智歯周囲炎の問題は解決します。
でも、あなたの親知らずが生える場所がある場合、その親知らずを残せば咬む力を支える大きな味方になります。
あなたの歯が少なくなると、噛む力は弱くなり食べ物の消化吸収を助けられくなります。
「矯正治療のベネフィット(利点)とリスク(欠点)」
- ①智歯を抜かずに、咬ませることが可能です。(ただし、生える場所がない場合はできません)
- ②智歯 周囲炎を予防します。
- ③奥歯が丈夫になり、前歯を守るため、歯が長持ちします。(歯根膜炎の発生を予防)
- ④外科処置(切開や抜歯)は必要ありませんので、下歯槽神経麻痺や上顎洞炎のリスクはありません。
- ⑤治療期間は、約10ヶ月。 ただし、個人差があり長期化することもあります。
治療例
向かって右下の奥歯が、親知らずです!!
半分埋もれています。
約10か月間かけて、親知らずの歯並びの矯正治療をして、
ブリッジ(連結した被せもの)を入れました!!
あなたの親知らずはむやみに抜かない方がよいです。
私の親知らずは、抜くしかないかな~とあきらめないで、当院へご相談くださいませ。