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歯ぐきの腫れと退縮について~セミナーに行ってきました~

こんにちは!オカダ歯科クリニック歯科衛生士の松本です。

先日歯周病のセミナーに参加してきました。その中から歯肉退縮、腫れについてお話ししたいと思います!

歯肉退縮とは歯ぐきが下がることをいいます。「歯が伸びてきた」と言われる方もいらっしゃいますが、歯が長く伸びることはありません!前より歯が長くなったなと感じられた場合は歯肉退縮がおきているかもしれません。

歯肉退縮が起きると見た目はこんな感じになります↓

 

歯の根っこの部分が見えて歯と歯の間の隙間が気になります。根っこの部分は弱いので冷たい水がしみたり、虫歯になりやすいです。
では、なぜ歯肉退縮が起こるのでしょうか?

いろいろな原因がありますが、よくあるのはオーバーブラッシングです。強い力でゴシゴシ磨きすぎると歯ぐきが傷ついて下がってしまいます。
自分は優しく磨いているから大丈夫!と思っている方は次の項目をチェックしてみてください。
・硬い歯ブラシを使用している
・ハブラシの毛の長さが短い
・歯磨きの時間が長い
・歯並びがでこぼこしている
・歯ぐきが薄い

これらに当てはまる人は歯肉退縮のリスクが高いので要注意です!
普通か柔らかめの歯ブラシで優しく磨くようにしましょう!

次に、歯ぐきの腫れについてです↓


歯と歯の間の歯ぐきがぷっくりと腫れています。腫れの原因で多いのは「歯肉炎」です。歯石や磨きのこしがあると歯ぐきは炎症をおこして腫れてきます。触ると痛く、血が出てくることが多いですが、汚れをきれいに落とせば腫れはおさまります。歯石がついている方は歯医者でクリーニングしてもらいましょう!

薬が腫れの原因のこともあります。
腫れを起こす薬は、抗てんかん薬(フェニトイン)、免疫抑制剤(シクロスポリンA)、降圧剤(ニフェジピン)です。
薬を飲んだ人の15~50%に歯ぐきの腫れが起きると言われています。薬による腫れはお掃除では治らないので、該当する薬を飲んでいる方は受診の際に必ずお知らせください!

12月にセミナーの続きを受けてきますので、また学んだことを皆さんにお伝えしたいと思います!

2018.11.24 | 歯の豆知識

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