抜かない☆痛くない♪受け口の矯正 ームーシールドとは?ー
こんにちは!オカダ歯科クリニック歯科衛生士の塚本です(^^♪
今年も師走、忙しい年末がやってまいりました!
そろそろ鍋料理が恋しい季節になってきましたね。
かと思いきや秋晴れのような快晴が続いたり、
竜巻・突風が発生したり…
空模様も忙しないようです。
今回は矯正に関するお話しです。
ひとまとめに矯正と言ってもさまざまな症状があります。
●叢生(そうせい)…顎が小さく歯の向きがバラバラ。
●上顎前突(じょうがくぜんとつ)…上あごが前に出すぎている。上の前歯が外側に傾斜しすぎている→出っ歯タイプ
●下顎前突(かがくぜんとつ)…下あごが前に出すぎている。下の前歯が外側に出すぎている→受け口タイプ
●反対咬合(はんたいこうごう)…下の前歯が上の前歯より前に出ている→受け口タイプ
●切端咬合(せったんこうごう)…前歯の先と先がぶつかり奥歯で噛めていない。
本日は【反対咬合】いわゆる「受け口」と【切端咬合】の矯正についてお話ししたいと思います。
矯正には色々な症状がありますが、治療方法も様々です。
今回の反対咬合・切端咬合は【ムーシールド】という装置を使って治療を行います。
↓↓下の写真にあるような透明なマウスピースです。
☆☆使い方は簡単☆☆
口のサイズに合ったマウスピースを入れて眠る。
…。
…。
以上です!
え?これだけ?ホントに治るの?と疑った皆さんの為に
ムーシールドがどういった物なのか詳しくご説明致しますね。
◇◇◇まずはサイズ選びと試着◇◇◇
・年齢ににあわせてSサイズ、Mサイズの2種類からお選びいただけます。
・上顎の歯並び、舌小帯(舌の下にあるひだ)などの適合をチェックし、合わない部分は調整を行います。
Sサイズ…乳歯列期(3歳~5歳位)の反対咬合や切端咬合に使用
Mサイズ…第一大臼歯萌出期以降(6歳~11歳位)の反対咬合に使用
※始めるタイミングにより、治療の確実性(成功率)が変わります。
担当医としっかり相談しましょう(^^)/♪
◇◇◇さっそく装着◇◇◇
・装着は基本的に就寝中。
※睡眠時間が短い場合などは、夕食を済ませ、歯磨き後すぐ装着することにより、使用時間を延ばすことで対応出来ます。
・これを約1年間継続して使います。
※早い方は半年程で効果を確認出来ますが、安定させる為1~2年継続して装着します。
◇◇◇普段のお手入れ◇◇◇
・外した後は、水洗いします。
・臭い・着色が気になるときは入れ歯用洗浄剤で浸け置き洗いをします。
※歯磨き粉は付けないようにして下さい。
傷が付いてしまいます(;д;)(中性洗剤は使用可)
・ケースに入れて、無くさないように保管しましょう。
◇◇◇気になるムーシールドの働き◇◇◇
・上口唇によって内側に押される力を抑制し、内側と外側の圧力バランスを整えます。
・舌の位置を改善し、口周りの筋肉を使い正しい顎の位置に誘導します。
※ムーシールドを装着することによって、
顎が正常に成長するように促していきます。
↓↓装着から半年ほどの経過を記録したものです
(それぞれレントゲン写真が9歳、口腔内写真が12歳の患者様です)
この後もう半年を目安に、継続して装着予定です。
寝てるあいだに受け口が治ってしまうなんて嬉しいですね( *´艸`)
この手軽さが3歳~という小さなお子様でも、負担が少なく矯正に取り組める秘密でもあります♪
成長期だからこそ「歯を抜かず」に出来る矯正☆
逆に大人に成長しきってしまうとムーシールドや非抜歯での矯正が難しくなってしまいます(;´・ω・)
お子様の受け口が気になる際は、お気軽にご相談下さいねp(^^)q
寒暖の差が激しい季節です。
風邪などひかないようにお気を付け下さい(^^)/
2018.12.05 | 歯の豆知識