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豆知識

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義歯が出来るまで

愛知県知立市オカダ歯科クリニック塚本です(^^♪

皆さん、お花見はどちらに行かれましたか?

私は例年目黒川のお花見に行っていますが、

相変わらず、桜に負けない人の多さでした(笑)

 

 

 

本日は義歯が出来上がるまでの流れについて

お話したいと思います。

 

 

①カウンセリング

お口の中の粘膜や、残存歯(今残っている歯)を調べて

義歯の種類を決めます。

◇見た目や使用感などは素材によって異なります。

◇残っている歯の状態によって、作れる義歯と作れないものがあります。

 

 

②概形印象

既成のトレーを使って型を取り、大まかな模型を作成します。

この模型を元にして、患者様一人ひとりのお口にピッタリな

オーダーメイドの個人トレーを作成します↓↓

 

 

③個人トレーによる精密印象

出来上がった個人トレーを使って、より精密な型取りをします。

◇顎堤(歯ぐきの土手)や残存歯をより正確に模型にします。

 対合歯といって噛み合わせとなる歯型もとります↓↓

 

 

④BT(噛み合わせの調整)

精密な模型を元に、義歯の土台が出来上がります。

蝋(ワックス)と樹脂(プラスティック)で作られています。

まだ歯ぐきだけの様な見た目ですが

これをお口の中に入れて噛み合わせの高さを決めます。

◇古い義歯をご利用中の方は、

 それを元に、違和感の少ない高さで調整します。

 

 

⑤TF(試着)

実際に歯を並べて試着します。

写真の歯は、最終的な義歯に使う硬質レジンと呼ばれる人工歯です。

土台の部分は蝋(ワックス)で出来ている為、微調整が出来ます。

◇唇に触れる感じや、頬の膨らみなども、

 歯並びの角度に寄って変わります。

 

 

⑥装着

いよいよ義歯の完成です。

土台の部分がしっかりとした素材にかわっている為、

初めての装着は痛みを伴うこともあります。

噛み合わせの微調整を行い、

バネ付きの義歯であれば、バネの調整も行います。

 

 

⑦使用後の調整

2~3日食事をすると、歯ぐきが引き締まり、

新しい義歯に馴染んできます。

 

皆さん、初めて義足を入れて歩く方、TVなどでご覧になったことありますか?

何日も歩行訓練を行い、走れるようになるには更に年月が掛かりますね。

義歯も同じなんです!

義手や義足同様、慣れるまでリハビリが必要となります。

イキナリ全力疾走して、硬いものを噛みすぎないようにお気を付け下さいね。

 

人によっては歯ぐきが引き締まることで噛み合わせが変わり、

痛みが出ます。

痛くなくても、歯ぐきが押されて腫れてしまうことがあります。

新しい義歯を入れた直後は、歯ぐきも安定しないので

まめに歯医者さんで診てもらいましょう。

 

 

 

義歯というとお年寄りが使うものというイメージがありますが、

最近は人間の口の中が退化している為、

先天的に永久歯が無い方もいらっしゃいます。

↑↑これは逆に若い方に多いです!

インプラントのような外科的な処置に比べると身体的負担も少なく、

現在は金属床といって土台が薄く「違和感が少ない」、

熱の伝わりによって「味覚が変わりにくい」義歯もあります↓↓

気になる方はぜひ当院にてご相談下さいね。

 

これから大型連休も控え、外食の機会が増えると思います。

外出先で歯痛に悩まされないよう、

気になる症状がある方は早めにご来院下さいね(^^)/

 

2019.04.19 | 歯の豆知識

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