お口の中の細菌のお話し~セミナーにいってきました2~
こんにちは!オカダ歯科クリニックの歯科衛生士の松本です!
皆さんのお口の中にはたくさんの細菌がいることをご存じですか?
虫歯菌や歯周病菌、常在菌、外部から取り込まれた菌など、、、口は文字通り体の入り口なので、様々な菌が存在しているのです。
今回は細菌についてお話ししたいと思います。
菌が体内に入ると体に異変がおきることがあります。
例えば、食中毒は食べ物と一緒に菌が体の中に入ることで発生しますよね。これは危険な食べ物を食べなければ防ぐことができます。
ところがお口の中にいる菌が原因で病気になることがあります。
例えば、お口の中の菌が気管に入ると誤嚥性肺炎をおこします。異物を排除する力の弱い高齢者がかかやすい病気です。じつは誤嚥性肺炎は日本人の死亡原因第5位なんです。
また、飲み込むだけでなく歯ぐきからも菌は入ってきます。腫れた歯ぐきから侵入し、血管に入って全身へまわります。体内に入った菌はやがて死滅しますが、菌が出した毒素は体に残ります。この毒素は血糖値が下がりにくくなるという悪影響を及ぼします。
また、菌の刺激により動脈硬化が促進され、心筋梗塞・脳梗塞になりやすくなります。肺炎・糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞どれも怖い病気ですね、、、
これらを予防するにはお口の中の細菌数を減らすことです。
細菌の塊であるプラークはもちろん、歯石や歯周ポケットの中の汚れをとっていきましょう!
全ての菌を除去できるわけではないですが、体に害のある菌を減らすことができます。菌を減らした後は増やさないことが大切です。歯医者でクリーニングを受けた後はいつもより丁寧にブラッシングをしましょう!フロスやうがい薬を併用するとより効果的です!
2018.12.12 | 歯の豆知識