あなたのお口の緊急事態!! そんなに早く歯石ってできてしまうの!?
こんにちは。
オカダ歯科クリニック院長の岡田です。
まだまだ寒い日がついておりますね。
寝るときは、温かくして寝てくださいね。
今回は、どのように歯石がたまるかお話しします。
お金はたまらないのに、歯石だけたまってしまう、あなたへお届けします。(笑)
歯石がたまると発症してしまうのが、「歯周病」です。
お口の中を破壊してしまう恐ろしい病気というのはご存知でしょうか。
定期的に歯医者で歯石を取ってるから、大丈夫でしょう?? なんて思っていませんか。
実は、歯周病の予防・治療は「時間との勝負」なんですよ。
あなたは、食後すぐに歯磨きしているでしょうか?
プラーク(歯垢)が食後8時間ほどでできて、そのプラークは約48時間で歯石になってしまうんです。
なので、歯周病の予防は「時間との勝負」ということを認識してくださいね。
つい、お酒を多く飲んでしまった日は歯を磨かないで寝てしまう、
または、家事や育児で疲れてそのまま歯磨きを疎かにしてしまう・・・
なんてことないようにしましょう!!
あなたがご自宅や職場でやっていただく歯磨きはとても大切です。
ええ~~ 職場でやるはずないでしょう~~
そんなこと言わずに、職場でも歯みがきを始めてみましょう!!
そんなあなたは、職場のヒーロー、ヒロインになれます!
誤解している方も多いと思いますが、「プラーク(歯垢)」と呼ばれるデンタルプラーク(Dental Plaque)は、
虫歯菌や歯周病菌をはじめとする微生物(バイ菌)の固まりです。
うそ~ただの食べかすでしょう!
そう思っているあなたは、たいへん危険です!!
歯垢(プラーク)は、黄白色を帯びた粘着性の物質で、わずか1mgに数億から数兆もの細菌が潜んでいます。
その成分は約8割が水分で、残り2割が有機質。有機質の大半は細菌とその代謝物です。
その細菌の含有率は、「うんこ」より高いのです!!
当然、その細菌が増殖して、腐敗すると、虫歯や歯周病、におい(口臭)などの原因になります。
歯石(tartar)は、歯に付着したプラークが唾液に含まれるカルシウムやリン酸などと反応して石灰化し、
石のように硬くなって歯の表面にくっついたものです。
歯石は「死んだ細菌の固まり」であり、プラーク(バイオフィルム)のようにそのものが歯周病を引き起こす原因にはなりませんが、
歯石の表面はデコボコしているのでプラークが付着しやすい状態です。
歯石の上にプラーク(歯垢)が付着して石灰化するとさらに大きな歯石となり、
歯茎の炎症をさらに招く結果となってしまいます。
このように、プラークが歯石になってしまうと歯磨きで取り除くのは不可能です。
当院にお越しいただきまして、きれいにしましょう!!
ご自身でのセルフケアと当院で行うプロフェッショナルケアを駆使しながら、
歯周病トラブルとは無縁の健康なお口を維持していきましょう。