手話言語・障害者コミュニケーション条例
こんにちは。
愛知県知立市のオカダ歯科クリニック院長の岡田です。
昨日は、定期的に参加しております、知立市の手話サークル「ささやき」の定例会に出席しました。
今回は、愛知県聴覚障害協会の中島宇月様の愛知県の手話言語・障害者コミュニケーション条例(正式名称は、「手話言語の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進に関する条例」というとても長い名称)の講演を聞きました。
この条例は、平成28年10月28日に公布、施行されました。
条例の基本理念は次の3点です。
・ 手話言語の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進は、全ての県民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合うことが重要であるとの認識の下に行うこと。
・ 手話言語の普及は、手話が独自の体系を有する言語であって、手話を使い日常生活又は社会生活を営む者が受け継いできた文化的所産であるとの認識の下に行うこと。
・ 障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進は、全ての県民が、障害の特性に応じたコミュニケーション手段を利用することの重要性を認めるとともに、その選択の機会の確保及び利用の機会の拡大が図られること。
中島さんは力説します、「日本語と手話は、全く別物である。そして、日本語の方が手話より優れていると決めつけないでほしい。決めつけるところから、手話差別、聴覚障害者差別が生まれるのだ」と。
様々な事例を交えて、聴覚障害者に対する差別や偏見が現代社会にも横行している実態を説明されました。
これらは、本当にあってはならないことだと私も思っております。
当院では、職員一同で手話の勉強をして、そういった差別や偏見が根本からなくなる医療や社会を目指して努力を惜しんでおりません!!