歯周病と糖尿病の関係
愛知県知立市 オカダ歯科クリニック
歯科衛生士の佐藤です。
まだまだ寒さが厳しい日が続いていますが
いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
寒い時には、暖かい食べ物を食べて
体の中からも温まりたいですよね。
寒さに負けない身体づくりにも大切な歯ですが
今回は「歯周病と糖尿病」についてのお話です。
歯周病は、細菌の感染によって歯ぐきが炎症性疾患になる病気です。
(進行することで炎症だけでなく、歯が抜ける原因にもなります)
糖尿病は血液の中に阻害部質が増えることによって
血液の血糖を一定範囲におさめる働きができなくなります。
実は、歯周病によって歯ぐきが炎症を起こすことで
阻害部質が増えてしまっているのです。
歯周病が悪化すると、インスリンの働きを阻害する物質が増え
血糖値のコントロール機能が低下を起こす一因になり
糖尿病の悪化に繋がることになります。
糖尿病が悪化すると免疫機能が弱まってしまい
歯周病が悪化しやすい環境になります。
日本の35歳以上の大人の約8割が歯周病を抱えていると言われています。
お口の中は食べ物を食べる入り口でもあり
細菌の入り口にもなるのです。
歯周病は糖尿病だけでなく
脳血管障害、心臓病・動脈硬化など
全身疾患に関係しているとの研究もあります。
歯周病予防をされたい方
お口の中の定期的なチェックと、クリーニングがおすすめです(^▽^)/
歯周病は初期の段階ではあまり症状がなく進行する病気です。
ご相談もお気軽にしてください。
いつまでも、健康なお口でいられるお手伝いを是非させてくださいね。
2019.01.18 | 歯の豆知識