お子様があごをぶつけた後・・・
こんにちは。
愛知県知立市のオカダ歯科クリニック院長の岡田です。
先日(4/3)、東京の八重洲口で行われました、NLT矯正のセミナーに行って参りました。
東京も本当にいい春らしい陽気で、お出かけ日和でした。
毎回、埋伏歯の矯正治療といった難しいテーマに取り組んでおります。
今回は、もし、あなたのお子様が顔面をぶつけたら、どうなるのかをお伝えしたいと思います。
3~4歳の時期、あなたお子様は飛んだり跳ねたり、おうちの中や外でたくさん遊ぶと思います。
小さい子ですから少しのはずみで転んで、顔からぶつけてしまう…
とても痛そうです(涙)
そうした場合、不幸にも永久歯の歯胚(歯の原型)が、あごの骨の中で回転してしまう事が起こることがあるんです。
その後、その永久歯は生える方向がおかしくなったり、埋まったままになることがおこります。
このお子様は、4歳のとき外で自転車を運転して誤って転んで、地面に顔をぶつけてしまったそうです。
当院に、8歳の時に来院した時の初診時のレントゲン写真です。上の前歯が真上に向いて、生えられなくなっておりました。
矯正装置を付けて、引っ張り始めたころのレントゲン写真です。
無事引っ張り出せた頃のレントゲン写真です。
一般によく知られている「歯列不正」の原因は、あごの骨が歯の大きさに比べて小さかったり、遺伝的な要因・・・などですが、小さい時の外傷、いわゆる、転んでぶつけたことのための「萌出障害」によるものもあるんです。
あなたのお子様が、あごの全体のレントゲン写真を撮った時、永久歯が埋まったままと言われてもあきらめずに、当院までご相談くださいね。